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壁に一枚の絵画が掛けられていた。
その絵を見る一人の若者はその絵画の魅力に魅入られた様子で時も忘れ、固まったように動かない。
その絵に描かれるは7人の乙女。
そして真ん中には一組の男女。
一見、幸せそうに見えるその恋人たちとその幸せを喜ぶ少女の絵に見えるこの一枚の絵は
しかし、よく見ればそうでないことが分かる。
真ん中の男女の、男を見れば不可思議な部分が多い。
片足は人ならざる獣の足。
そして、男に寄り添う美しい乙女の首筋には
流れ出る血痕。
「ああ、王子。この絵を見てしまわれたのですね。この奥の部屋には入られませんようお願いしましたのに」
この絵画に心奪われたように固まって見る若者に新たにこの部屋に若者を探しに来ただろう神父が声を掛けた。
「…この絵は」
「呪われた絵です。この絵のことはお忘れください。この絵、一枚に纏わることで多くの血が流れた悪魔の絵なのでございますから。どうぞ、お忘れください。」
神父は恐れと嫌悪を滲ませた目で絵画を見ると若者からその絵を隠すように幕を被せた。
その絵を見る一人の若者はその絵画の魅力に魅入られた様子で時も忘れ、固まったように動かない。
その絵に描かれるは7人の乙女。
そして真ん中には一組の男女。
一見、幸せそうに見えるその恋人たちとその幸せを喜ぶ少女の絵に見えるこの一枚の絵は
しかし、よく見ればそうでないことが分かる。
真ん中の男女の、男を見れば不可思議な部分が多い。
片足は人ならざる獣の足。
そして、男に寄り添う美しい乙女の首筋には
流れ出る血痕。
「ああ、王子。この絵を見てしまわれたのですね。この奥の部屋には入られませんようお願いしましたのに」
この絵画に心奪われたように固まって見る若者に新たにこの部屋に若者を探しに来ただろう神父が声を掛けた。
「…この絵は」
「呪われた絵です。この絵のことはお忘れください。この絵、一枚に纏わることで多くの血が流れた悪魔の絵なのでございますから。どうぞ、お忘れください。」
神父は恐れと嫌悪を滲ませた目で絵画を見ると若者からその絵を隠すように幕を被せた。
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